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三階建て住宅は9割が欠陥住宅だ!

2011.10.07

主に一戸建て住宅のトラブルは、雨漏り(浸水)、亀裂、傾斜という形で顕在化するが、こうした具体的な症状のあらわれない瑕疵を秘めた「現象なき欠陥住宅」が増え続けていると、専門家は指摘する。その代表が、都市部で増加し続ける三階建て住宅だ。地価の高騰した都市部では相続をきっかけに多くの庭付き住宅は業者に売却される。30代のファミリーが求めやすい価格にするために業者は六区画や八区画に分けて建売り分譲する。気がつけば狭小な土地となり、二階建ての床面積を確保するために、やむにやまれずの三階建て住宅が誕生するというわけだ。都内在住のKさんは、結婚を機に建売りの新築木造三階建て住宅を購入した。面積は小さく一階部分の多くがカーポートになった標準的なスタイルの物件だったが、ある日、カーポートの壁を見て呆然とした。「大地震でも起きたかのように、壁に亀裂が入っていたのです。それ以前にも、地震があったときにテレビで発表される震度よりも家全体が、随分強く揺れるように感じていたのですが。この亀裂はただごとではない、まさかと思って業者に調べてもらうと……」Kさん宅のような一階部分の多くをカーポートにした新築木造三階建てでは、カーポート部の壁面は構造上重要な壁として、本来なら木材をX字に入れるなどの「耐力壁」としなければならない。にもかかわらず、Kさん宅の壁面には、なんと木材をX字に入れず耐力壁になっていなかったのだ。しかし、専門家はこれもまた「典型的なケース」と言う。「都内の建売木造三階建ては、9割が欠陥を抱えていると言っていい。三階建てとなると、建築基準法では、建物の強さを確認するための構造計算を行う必要がある。また、耐震構造が厳しく条件付けられており、すべて守っているとかなりのコスト高になります。しかし、手の届く価格にするためには、こうしたコストをできるだけ少なくしたい。可能な限り、物件を安く造るために、あらゆる裏手口が使われているのが木造三階建てなのです。構造的に一階に最も多くの耐力壁を組み込まなければならないのですが、耐震の要である耐力壁を省略する。都内の三階建ての多くは一階部分は正面には壁がないカーポートにしている。こうした三階建ては、実に不安定な建物です」(専門家)

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